2025年6月20日|バングラビズ編集部
2025年6月20日、愛知に本拠を置く武蔵精密工業(通称“ムサシ”)と和歌山発のモビリティスタートアップglafitは、バングラデシュにおける電動二輪車(EV)普及の実現に向け、基本合意書(MoU)と資本提携契約を締結しました。
協業の背景と狙い
- glafit社:電動バイクと自転車を切り替えられる「モビチェン」や、Battery-as-a-Service(BaaS)型のバッテリー交換システムを展開
- 武蔵精密工業:e‑Axle(EV駆動ユニット)をはじめとしたEVハードウェア技術に強み。インド・アフリカ・ASEANでも2輪EV展開実績あり
両社は、バッテリー交換式EVと駆動ユニットを組み合わせたトータルソリューションを通じて、数億人規模の人口を抱えるバングラデシュで、持続可能なEVインフラの構築を目指します。
署名式と注目の出席者
MoU締結は、2025年5月30日に開催されたJETRO主催の「バングラデシュ・ビジネスセミナー」(東京)で実施されました。当日は、ムハマド・ユヌス氏(暫定政権主席顧問・ノーベル平和賞受賞者)、ムハマド・ダウド・アリ駐日バングラデシュ大使、glafitの鳴海禎造CEO、武蔵精密の又賀晶氏(Open Innovation部門)などが出席し、セレモニーが盛況に行われました。:contentReference[oaicite:1]{index=1}
バングラデシュでの実装計画
ガソリンコストが高く、電力料金が比較的安価なバングラデシュは、EV普及の条件が整った市場です。今年度中の事業開始を予定しており、将来的には周辺国への展開も視野に入れています。:contentReference[oaicite:2]{index=2}
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