バングラデシュでは2025–26年度より、個人およびパートナーシップについて、所得税申告のオンライン提出が原則とされる旨がNBRより通達されています。本記事では、その対象区分や例外、申請期限など、通達内容に基づくポイントを整理します。
2023年所得税法に基づき、バングラデシュにおける個人所得税申告の提出期限は2025年11月30日と定められています。国税庁（NBR）は2025年8月11日付で課税年度2025–2026に関する通達を発出し、個人納税者およびパートナーシップ企業について、原則「オンライン提出の義務化」を告知しました。
ただし、以下5つのカテゴリーに該当する納税者は手動（紙）での申告を例外的に認められています。
- 65歳以上の個人
- 障がいや特別介護を要する者（公的機関の証明がある者）
- 海外在住のバングラデシュ国民
- 故人納税者の正式な代理人
- バングラデシュ国内で就労する外国人（Expat）
これらの免除対象者であっても、希望する場合はオンラインでの申告が可能です。
オンライン申告で技術的またはシステム的な問題が生じた納税者は、税務副長官（DCT）の事前許可を得ることで手動申告を行うことができます。この特別許可の申請期限は2025年10月31日です。
【主要期限】
・手動申告許可申請：2025年10月31日
・最終申告提出（個人）：2025年11月30日
執筆：
S M Sayem Ullah Chy
Certified Income Tax Practitioner / Manager – Operations & Business Consultant
HAISON（バングラデシュ）
www.haisonbd.com
出典：NBR Circular（2025年8月11日）
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